かつてゲームを輸入していた時代があった

みなさんがゲームで遊ぶ時、どういう方法で購入されていますか? PCゲーマーならSteamやGOGなどのダウンロード販売サイトを利用してゲームを遊んでいることでしょう。現在はゲームのプレイ動画を動画サイトでチェックし、気になったゲームを購入してダウンロード、すぐに遊べる時代です。

しかし、今を遡れば十数年前、ダウンロード販売サイトがまだ存在していなかった頃、PCゲーマーは洋ゲ―を輸入して遊んでいました。

いつまで経っても届かないゲーム

PCゲーマーが洋ゲーを入手するには二つの方法がありました。
・海外のサイトやオークションを使って直接輸入する
・洋ゲーを輸入している国内ショップから購入する

海外のサイトでは当然のことながら洋ゲーの取扱いも多く、マイナーなゲームも置いてありました。しかし、トラブルが発生した時にサポートの人間と会話しなければなりません。輸入中に品物がどこかでストップしていつまでも届かない。別のゲームや品物が入っていて、肝心の物が入っていない等のトラブルが起こることもあり、届くまでの時間はやきもきしていました。

輸入すると上記のようなトラブルが起こりうる為、国内の洋ゲー輸入ショップから購入する人も多くいました。ほとんど店じまいしてしまいましたが当時はそういうお店がたくさんありました。

例えばニュートリノ、ENSOF、Ark、GDEX、洋ゲーカオス館、Gamers-INN、I Feel Groovy、GAMEMANIACなど。ゲーム情報サイトの4Gamerもgame4youという輸入サイトを運営していたこともありました。こういった輸入サイトは海外に比べて品揃えは悪く、価格も高いことが多かったですが配送トラブルに巻き込まれないのは大きな利点でした。

私は幸いなことに上記のようなトラブルはほとんどなく、遅送程度でした。今でも記憶に残っているのはSerious Samです。届いたパッケージを手に持ってみると中でガサガサと異常な音が鳴り、身が震えました。恐る恐る開けてみると中にはおがくずのような木の破片が大量に入っていたのでした。円盤は無傷でしたし、シリアルキーやマニュアルなどは普通に入っていました。

体験版をしゃぶりつくす

当時、ほとんどのメーカーはゲームの発売前に体験版(デモ)を配信していました。昔はネット回線が貧弱でWEBサーバーの容量も今よりも限られており、動画の取扱いも難しかった時代です。Gamespotなどのサイトで動画はダウンロードできましたがそこまで主流ではありませんでした。そこで各メーカーは冒頭や一部だけ遊べるコンパクトなサイズの体験版を配信し、ゲームの宣伝をしていました。

PCゲーマーは体験版が配信されたらこぞってインストールし、掲示板で感想を言い合い、気に入ったゲームを輸入して届くまでワクワク。製品を遊んでみたらバグまみれで閉口といったことも少なくありませんでした。

現在はYoutubeで長時間のプレイ動画も手軽に見れますし、なによりゲーム自体もセールで頻繁に安くなります。体験版をやらずに試しに買ってみることも多くなりました。

日本語マニュアル付き英語版

マイクロソフトやEAなどの大手メーカーは自社で音声や字幕を日本語化し、完全日本語版として販売していました。一般的な家電量販店で取り扱われ、普段はゲームをやらない人でも試しに買ってみたり、海外サイトや輸入ショップを利用するのに抵抗がある人でも気軽に買うことができるので重宝されていました。

海外メーカーから版権を買い、日本語マニュアルを付けて販売するメーカーもたくさんありました。「日本語マニュアル付き英語版」と聞くと疑問が浮かぶ人もいるかもしれません。日本語なのはマニュアル(説明書)とパッケージだけでゲームの中身自体は英語版です。略して日マ版と呼ばれていました。こちらも家電量販店で取り扱われるので入手は簡単でした。

Steam稼働

2003年頃、Valve Softwareはゲーム配信プラットフォームのSteamを立ち上げました。そして、紆余曲折があって2004年11月、Half-Life 2が販売されます。

当時、Steamはサーバー管理ツール、及びHalf-Life2の認証ツールとして利用されていました。一年ほどしてインディーメーカーの小規模なゲームなども販売され始めます。インディーゲームが10ドル程度で購入できるのも驚きでしたがクリスマスやサマーセールで数十%引きされるのも衝撃でした。The Orange Boxの販売後、大手メーカーも続々と参入し、現在に至っています。

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『かつてゲームを輸入していた時代があった』へのコメント

  1. 名前:fpsunknown 投稿日:2018/02/12(月) 23:02:17 ID:d1c868aab

    デモ少なくなりましたね。
    面白い部分を一部分だけ切り出すのもなかなか難しいんでしょうね。
    Ubisoftはわりとベータテストをやって体験できるようにしてますけど、ガッカリすることが多いので知名度の高いゲームはデモを出さないほうがいいのかな…とも思います。
    小規模だと宣伝の為に出したり、早期アクセスがデモ代わりになっていたりしますが。

  2. 名前:匿名 投稿日:2018/02/11(日) 20:20:08 ID:e200fba28

    かつてはAAAタイトルなら必ずありましたね、体験版。
    CoD1,2の体験版は本編を買うまで何周したことか。。。

    思えばhard resetに体験版があったのは、オールドスクールFPSのオマージュなんでしょうかね。

  3. 名前:匿名 投稿日:2018/02/11(日) 18:23:02 ID:e1cc5e8e8

    安いゲーム.comっていうタイから輸入してたソフト屋さんにお世話になったなぁ。
    CS1.6のためにOpposing Forceを買ったけど、かなり安かった記憶がある。

    マイクロマウスの帯を見てときめいていたあの時代が懐かしい…。

  4. 名前:m.a.r.x. 投稿日:2018/02/11(日) 15:26:01 ID:d79e46b27

    古き良き時代やな、いいですね
    お前らおっさんなったなぁ
    あの頃は今以上に動作要求スペックに敏感になっていた気がする
    良い記事。

  5. 名前:fpsunknown 投稿日:2018/02/11(日) 15:05:33 ID:1f71139f5

    まだコンソールゲームだと輸入している人もいるようですが、PCではほとんどいないだろうということでちょっと真面目な昔話をしてみました。
    ENSOFはずっと更新されていないので在庫処分だけなのかなと思います。
    ネットがさらに高速化すれば買い切りダウンロード方式自体が廃れ、クラウドゲーミングでレンタル方式が主流になる日が来るかも…しれませんね。

  6. 名前:DarkSK 投稿日:2018/02/11(日) 09:05:37 ID:d29f60836

    ifeelgroovyにはお世話になりました
    まだ子供でクレジットカードを持っていなかったので、海外通販は無理でした
    大人になってクレジットカードを取得し、初めてsteamで買ったのが2011年
    価格の安さに感動しました 
    今やセールやバンドルでいかに安く買うかという事自体、ある種のゲームになってますね
    エンソフがまだやってるのに驚き

  7. 名前:Pipopa 投稿日:2018/02/11(日) 03:27:12 ID:54dec6bc1

    今回の記事。良かったです。
    PC-Gameをパッケージで買ってた時代、ありましたね~。
    洋ゲー輸入店懐かしいです。
    僕はそのころは、英語が全然だったのとまだ幼くお金が限られていたのであまり買ってはいないのですが。
    ぼくはほぼ一番初めにやったのがVietcong日本語版でマルチ対戦にはまって、そこからバトルフィールドシリーズ、HL2(with CSS)、オレンジボックスと洋ゲーはFPSの対戦モード中心でした。
    いまではFPSのマルチプレイやらなくなって久しいです。
    余談ですが、CoDやPUBGのマルチプレイキッヅは、昔僕がパッケで買ってた様なころの情熱で日々対戦してるのかなあ。なんて。
    *長文御免